私塾ねっと誌上句会「春夏秋冬」再開第十三回
<谷村選&評> 季節越えなお黄眩しき万寿菊 人智越えAIの地平毒きのこ 中村直人(神奈川県) 万寿菊とは今号の表紙を飾るマリー...
<谷村選&評> 季節越えなお黄眩しき万寿菊 人智越えAIの地平毒きのこ 中村直人(神奈川県) 万寿菊とは今号の表紙を飾るマリー...
<谷村選&評> 燕の子ほらと指さす子供連れ 紅一点初夏のターフを駆け抜けり 中村直人(神奈川県) 紅一点の句、牡馬の中の牝馬一...
<谷村選&評> 三歳が一歳ぎゅーするちゃんちゃんこ 登り来て目に飛び込むや冬桜 中村直人(神奈川県) 三歳の句、ご自分のお孫さん...
<谷村選&評> 軽トラに神輿(みこし)鎮座し秋祭 枝豆やさやのくびれに想う美女 木内恭裕(徳島県) 軽トラの句、我が里の秋祭も...
<谷村選&評> 茶店奥に主人独りの冷そうめん 宅配の届いて知るや父の日と 木内恭裕(徳島県) 母の日と比べ父の日はとかく忘れられ...
<谷村選&評> 春風や弓射る人の袖そよぎ お遍路をバックミラーに残し過ぐ 木内恭裕(徳島県) お遍路の句は四国ならではの春の一景...
<谷村選&評> いつとなく家族の集う炬燵かな 凍月や川面に浮かぶ鳥の影 木内恭裕(徳島県) 我が家には堀炬燵がある。子どもたちが...
<谷村選&評> はぜ釣や大人子供の入り乱れ 自家製の柚子味噌送る妻ニヤリ 木内恭裕(徳島県) はぜ釣りといえば、首都圏では東京湾...
<谷村選&評> 石鎚の険しき道に盛夏来る 青鷺や水面睨んで不動尊 木内恭裕(徳島県) 四国生まれの者にとって、石鎚山は霊峰と崇め...
<谷村選&評> 春風に風船とられ泣く子かな 暖かな石にすわりてむすび食う 長江勝秋(神奈川県) 「春風に風船とられ」の表現が面...