エリア報告|田中 達郎 (あさひ塾 ・広島県)

はじめに。先日、西本先生より私塾ネット広報冬号にエリア報告を書くよう依頼がありました。今まで真面目に広報を読んでいなかったのでどんなことを書けばいいのか相談したのですが、好きなことを適当に書けばいいよとのことでした。目いっぱい賢そうに見栄を張って書きます。宜しくお願い致します。

<広島県公立高校入試について>

昨年公立高校の選抜方式が大きく変わりました。学力検査、調査書に加えて自己表現が新たに加わりました。これは面接と異なり、クラブ活動や学校生活で頑張ったこと、特技などを検査官の前で自分のことを説明します。
検査官は①自己を認識する力②自分の人生を認識する力③表現することのできる力の三つの項目について4点を基準点として3~5点で評価します。
初年度は、模索しながら中学校、学習塾での対策が盛んになされていました。
自塾では人前で話すことに慣れていない生徒が公立高校の受験を避けたことが原因で、就学支援金制度を使い私立高校に進学した生徒が過去最大数になりました。
今年度は自己表現入試2年目になり、近隣の塾が共同で私立高校の教室を借り本番さながらの模擬自己表現テストをする塾や、反対に自己表現対策は中学校の指導に任せ従来の学力試験対策に力を入れる塾が見られます。

<広島地区の塾団体の様子>

私塾ネット、全国学習塾協会のほかこちらでは広島私塾連盟、広島県学習塾協同組合、教育ネット21、NPO進学支援ネットワーク広島北、その他複数の塾の団体が活動しています。その中では広い範囲の構成塾を持ち、独自の模擬テストを運営している広島県学習塾協同組合が活発に活動しているようです。

<元気な塾>

塾歴30年40年の塾も多くあり世代交代が大きな問題になりつつあるように見受けられます。小さな個人塾では後継が見つからず一代限りになったり、家族(お子さん等)に塾長を引き継いだり、スタッフの先生に後継を譲ったり、分社(フランチャイズ)の形で分離独立するのを選んだりと、いろいろな形の塾の継承が見られます。その中で元気な1.5世代の台頭が目立ってきました。1.5世代 つまり中堅や大手塾から独立し自己資本での新規の塾を開講して経営者として頑張ってる塾が多くみられるようになりました。開塾数年で生徒も集まり安定した経営、魅力的な学習指導、合格実績も出しているようです。

以上 私が感じ、思ってることを書きました。独断偏見があるかもしれない拙い報告です。御笑読していただきありがとうございます。