理事長コラム(82号)

田中 宏道(LAPIS鎌ヶ谷・千葉県)

中1のテスト結果

メインの3つの中学校のうち1つの中学校のテスト結果が戻ってきました。教科書が難しくなる3年前までは450点は当たり前でした。480点ぐらい取らないと学年1位にはなれず、400点だったら学年200人中100位です。「そんなのとんでもない!!」って言っていた記憶があります。いや今でも中1の子どもたちには「480点とれ!最低でも460点。460点だったら許す!」などと過激なことを言っております(私の地区、千葉県鎌ケ谷市は3学期制です。昨年から全学校とも中間テストがなくなりました。期末テスト1発勝負です。2学期も中間テストがなくなりました)。

4月の実力テスト偏差値は1人だけ65、他の子は50~60ぐらいです。期末テストの結果は 五科合計で。。。444点/405点/395点/373点/350点/344点/340点/290点。

国理社:ばらけている。数学:6人が76~91点。英語:6人が78~88点。

以前は偏差値50ぐらいでも頑張れば90点や100点が取れました。偏差値40の生徒が460点とって学年10位ぐらいになり、その後調子づいて学年1位を続けた子もいます。土日も含めて週5日そして3週間テスト対策をした結果がこれ(上記)です。90点、100点を取らせられなかった。いやぁ指導力が無い。まずいです!

70点未満の子を来週呼んでもう一度テスト勉強をやり直させます。2学期のテスト前に勉強のやり方、いや完全にできるまで執着する態度を身につけさせねばなりません。

とは言いつつですよ。学校の友だちの話を聞くと数学18点だったとか英語が20点だとか30点だとか、そんな話がたくさん出てきます。ほんの一部の生徒ではないんです。これってかわいそうですよね。中1の最初っから全く何も身についていない。なぜできるようになるまでトレーニングしてあげないのでしょう?トレーニングすればそこそこの点数は取れるのに。。。(泣)

確かに英語の学習量は莫大に増えました。小学校で習っていることを前提に数字、曜日、月名は全て書けなきゃいけないし、一般動詞とbe動詞は疑問文、否定文まで混ざって出てくる。疑問詞、頻度を表す副詞、命令文、canまでいっぺんに出てくる。
 出てくるのがわかっているのですからしっかりトレーニングしてあげるのが教育、育てるということですよね。。。

数学の18点は中学校の先生の責任ではないですね。小学校の小数・分数が身についておらず整数計算も不安定なんです。小学校の先生に大きな責任あり!です。テストが戻ってきた子の出身小学校では小6のとき半数以上の子どもが分数計算をまともにできませんでした(泣)。

鎌ケ谷の教育委員会に現状を話しに行きました。残念ながら子どもたちを育てるために力を合わせて改革しようという機運には至っておりません。このままじゃ子どもたちがかわいそう!みなさまのところはいかがでしょうか?まずは教務力を上げなきゃ。。。

※大分別府・立命館アジア太平洋大学(APU)訪問、13名で行ってまいりました!誌面無く(泣)別冊でご報告します。写真だけでも<(_ _)>。学生一人一人に挑戦する機会を与え、教員だけでなく事務スタッフも人を育てようと必死にやっている大学に感動いたしました。

APUの前田様、平川様、松本様、感謝申し上げます。仲野先生、マイクロバス多謝です!また企画します。次回はぜひご一緒ください。

以下、4月の全国研修会、年4回の広報に加え、センター主催の企画です。

1)大分県 「立命館アジア太平洋大学」 訪問
5月15日(月)開催。※終了

2)「塾人のための歴史講座」
6月から毎月第一木曜日午前中に20回開催します。
海外に行ったときに、自国日本を語るのに非常に役立つ講座です。日本人の教養としての歴史が学べます。塾人・先生にこだわらず、全ての方にお薦めの講座です。騙されたと思って1回だけでも受講してみてください。※開催中(お申し込みは私塾ネットトップページのバナーより)

3)経営・社員教育を学ぶ研修会(秋予定)
「日本で一番大切にしたい会社」に掲載されている「かんてんぱぱ・伊那食品」にて、経営・社員教育を学ぶ研修会を秋に開催したいと考えています。

4)さいたま市・大宮国際中等教育学校訪問
大宮国際中等教育学校は、中2で英検準2級は当たり前のようにとってしまう公立中学校です。ぜひ多くの方に見ていただきたい学校です。

5)その他(レクリエーション)
谷根千(谷中・根津・千駄木)遠足。プチランチ会。歌舞伎・能・狂言鑑賞&語る会など少人数でよいので、楽しめるものやってみたいです。

お楽しみに!