エリア報告|石倉 朋樹 (塾まなび・広島県)

【公立中学校と塾の合同模試を開催しました】

8/27(土)に福山市立向丘中学校において向中模試を開催しました。向丘中学校に通う生徒を中心に、まだ塾に通っていない生徒や他の中学校に通う自塾の生徒、他塾の生徒が参加しました。

全体で120名程の申し込みがあり、第7波で感染者数が増えた8月でしたが、100名を超える中学生が受験してくれました。私が中学校に訪問して、校長先生と意気投合したことがきっかけです。「学校と塾が子供達に勉強ができるようになってほしいという考えは同じだと思う。」と、校長先生からお話しいただき、何か一緒にできないかということになりました。

まずは地域の看板を上げているすべての塾にお声がけして、懇談を行いました。いまでは他塾の塾長へ初めてお電話するときに1分以内に「校長先生が会いたがっています。」と切り出そうと決めて、緊張しながら早口になったことを笑い話にしています。その後、当塾を含めて3塾で任意団体「水呑田尻教育アソシエイト」を立ち上げ、学校と打ち合わせを重ね、また教材会社とも会議を進め、広島県の公立高校入試に合わせた模試を使わせていただくことになりました。

公教育と私塾が一緒になり、地域の子どもたちの教育のために地域の力で盛り上げようと、模試当日はPTAの方々もご協力くださいました。保護者の方10名程お越しいただき、試験監督をしていただきました。ある試験監督をしていたお母さんが「自分の子供がちゃんと頑張って試験を受けているのか気になりすぎる。」とおっしゃっていたのが印象的でした。試験後の解説授業では当塾から私と講師の2名、他塾の塾長2名の計4名で解説授業を実施。

中学生や保護者、学校の先生方、他塾の皆さん、概ねよい評価をしてくださったようです。今回の催しはボランティアではありますが、学校側も費用負担をまかなうことに理解してくださったことで継続して行うことが可能となったこと、簡単な自塾の紹介ができたこと、地域のニーズがよくわかったことなど、結果として大変よかったと思っています。

第2回向中模試は10月に開催予定です。これからも地域の生徒たちに真剣に向き合って、研鑽を重ねていきたいと考えています。