エリア関東 渡辺 浩(渡辺塾・東京都)
梅雨があっという間にあけてしまい、6月だというのに連日猛暑日が続いております。電力も逼迫している状況なので、可能な限り節電に取り組んでおります。
さて、コロナウィルスも3年目となり、東京では2000人台の新規陽性者が出ておりますが、一方で重症者の数は一桁、歯がゆい思いで日々生徒たちと向き合っています。そんな状況ではありましたが、私塾ネットエリア関東では、春(時期的には既に初夏ですが)の研修大会を6月19日(日)に会場参加とオンライン参加のハイブリッドで行わせていただきました。昨年はコロナ禍という事もあり、主に動画活用を中心とした研修会を行ってまいりましたが、今回は「入試問題から塾が取り組むべき課題を共有しよう」という事で、関東圏の公立高校入試分析や、大学入学共通テスト2年間を比較して、何がどう変わったのか、また、データの確認だけでなく、進学研究会様やSRJ様をお招きし、独自の入試分析から今後の塾の課題を発見していくといった内容でした。
当日は他団体様の研修会や、定期考査前といった大変お忙しい時期にもかかわらず、50名近くのご参加を頂きました。ご参加くださいました先生方にはこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
当日の内容で特に盛り上がったのは、「入試問題の文字数比較」と「Vもぎでの作文の採点方法」ではないでしょうか。毎年の使用している文字数の比較では、どの入試でも文字数増加傾向が見られ、ただ、読むだけでなく、『読解力』も求められるものになっている事がご確認頂けたと思います。また、Vもぎでの作文採点は意外なものでした。ご参加された先生方におかれましては、あの日の研修内容はどうか外部に漏らさぬようお願いいたします。
そして、秋にはその『読解力』に関しての研修会を企画しております。「リーディングスキルテスト」や「1分読みトレ」など、読解力に関する様々なツールが世に出てきています。研修会でもお伝えした通り、これから学習塾が取り組むべき課題はやはり『読解力の育成』であることは間違いないと思われます。脱パターン化を図り、本当の思考力を育てる塾、これが私たちが生き残る唯一の手段であると確信します。
秋の研修大会を是非お楽しみに!