エリア中国 西本雅明(78号)

エリア中国 西本雅明(パワーゼミ西本)

さて、福山市の学習塾の近況報告から始めます。今回は2つ報告があります。

■一つ目(一般社団法人の設立)

公益社団法人全国学習塾協会の安藤会長に、設立記念講演をしていただいた一般社団法人福山子ども育成協会【みらいの種】が設立登記されました。この団体の目的は①子供たちの健全な成長への貢献、②経済格差がもたらす教育格差の是正、③教育現場における官民のシームレスな連携と協働、④指導法の研鑽と教育情報の共有、⑤自然災害等における緊急時の教育機会の提供、⑥教育サービス業界の社会的質の向上です。民間教育事業者と福山市がシームレスに協働することで、子供たちを取り巻く教育環境をより良いものにしていきたいということです。会員は学習塾をはじめとして、スポーツ、芸術、伝統文化などの指導者や、この団体に賛同する一般企業等です。第1回目の企画は臨済宗の若いお坊さんたちによる(茶道・華道・座禅体験)なのだそうです。会員の活動を告知したり教育委員会等への橋渡しなど、地道な活動をつづけながら認知度を高めていきたいと考えていますが、とりあえず会員の皆様と飲み会!写真は坂本直子さん(アテネオリンピック日本代表)と、超楽しそうな西本のツーショット写真です。

■2つ目(ひろしま高校進学フェア)

私塾ネット中国はメンバー間の情報交換と研修を主としていますが、地元の任意団体は子供たちの学習や塾経営に関する事業が主な活動になっています。6月26日は広島駅地下通路の広場(エールエール)をお借りして、広島県学習塾協同組合主催で「ひろしま高校進学フェア」を開催しました。参加生徒数1000人の想定でしたが、1500人ほどが参加してくれました。保護者も入れると2倍近い数になるそうです。広島のプロバスケットチームの観客動員数が1700~1800人程度なので「ドラゴンフライズ」には勝ったようです。

 (余談1)何も考えず塾業を楽しんでいた若いころは、夏期講習の大変さよりも、長いお休みが頂ける夏を心待ちにしていたように思います。しかし今では若い職員たちから、「こんな時間割では全員死んでしまう!」「もっと休ませろ!」「働き方改革だ!」と有言無言のプレッシャーを与えられています。故山口先生からは「教えることが好きで塾をやらせてもらっているんですから、文句を言っちゃだめですよ」と聞かされ、城先生からは「なんでも楽しむんです」と教えられて育ったつもりの僕ですが、僕の口から、そんなことは若い職員たちに伝えられません。多分一生無理です。

 (余談2)「源くん」がついに入塾してくれました。今まで「平くん」は数人の塾生が在籍していましたが、「源くん」は初めてです。これで源平が揃ったことになります。紅白で争う運動会の場合、なぜか「平くん」はいつも紅組。絶対に忖度が働いています。はたして「源くん」はどうなのか?白組だったら良いのにね。今度聞いてみようと思います。