エリア中国 西本雅明(76号)

エリア中国 西本雅明(パワーゼミ西本)

1月13日に予定していた新年恒例の「ランチミーティング」はまん延防止等重点措置の適用が決まり,急きょ「ウェブ会議」になりました。今年は奮発してシェラトンホテル広島での豪華なランチを準備していただけに残念で仕方がありません。

さて,1月のウエブ会議にはゲストとして広島工業大学情報工学科の大谷教授に参加いただき,大学の様子をお聞きしました。情報工学科は求人が多く非常に人気のある学科だそうです。大学と塾とは今まであまりお付き合いをしないできたように思います。しかし,学習塾には高校生も在籍していますから,地元の大学と情報交換をできる関係になることは非常に大切だと考えています。私の塾では福山大学の施設を使って2月に「入試大予言」という高校入試の講座を行う予定です。大学の設備は非常に立派ですし,生徒達には大きな刺激になるのではと考えています。今までも会議の場所として提供していただいたりしていましたが,これからはもっと多くの大学とより深い関係を築いていきたいと考えています。

広島工業大学との情報交換の後,コロナ関連の話題になりました。「身体的,経済的な負担を減らすために講師の方々に高価なマスクを配布している。」「三密を避ける,消毒をする,換気をする。」「濃厚接触者になり授業を休んでいる生徒が数人いる」「ZOOMで対応できる簡単な教材を模索している」「お休みの生徒にはZOOMを使い,塾に来た生徒にはいつも通りの授業をする。ZOOM併用の授業をしている」「コロナに慣れてきて,募集に関しては平常通り推移している」「塾がコロナの発信源にならぬように,マスクの上からフェイスシールドをしている」「玄関のドアや窓を開けて換気をしている」等,実践している対策をお聞きしました。しかし,コロナウイルスにどのように立ち向かうかには限界があり,できる限り3密を避ける,消毒をこまめにする,マスクは外さない程度しか武器はなく,「運に任せるしかない」の心境です。また,大学2年生の話として,2年間サークル活動はなく,授業はオンライン授業が多く,友人ができなかったそうです。大学祭などの伝統行事の運営ノウハウなどが失われたのではないかと心配です。

次に塾運営について話題となったのは,公教育との関わりです。参加塾からは「公立中学校の模試運営をお手伝いをすることになった」「私立中高の理事を拝命して,改革のお手伝いを始めた」「地元の教育委員会のメンバーになり教育行政に参加している」のように,公教育との関係がより深くなってきたとの報告がありました。

最後に近況報告。この写真は岡山県矢掛町の(旧山陽道宿場町)本陣の写真です。江戸時代の街並みが残るこの町は,一周すると5~6キロですので散歩するのにちょうどよく時々観光気分で歩いてきます。近くには近隣の農家が野菜を持ち寄る直売所があり,うちの妻の機嫌も良くなるという最高の場所です。

島津家から徳川家へ嫁入りした篤姫も宿泊したということです。僕は座敷に寝転がってみました。どうってことおまへん。