編集後記(73号)

編集長:中村 直人 / 制作:谷村 志厚

一昨年末に記念誌の責任者になれと言われ驚きましたが、谷村先生と一緒に組ませていただき楽しく作業ができました。新型コロナウイルスのために研修大会も記念誌制作も一年延期となりましたが、その間2月に原稿をいただいた實吉先生が7月にお亡くなったり、私の父照満をよくご存知だった安藤先生・平林先生も昨年夏に鬼籍に入られました。個人的にも親しいものを失い、一筋明るい孫の誕生があったものの、昨年は特別感慨深い年で、それを経ての記念誌完成となりました。「来る命逝く人ありて去年(こぞ)今年」(直)

私塾ネット10周年は東日本大震災で「延期」、そして20周年はコロナ感染騒動でこれまた「延期」。まことに申し合わせたようで、おそらく30周年にもなにごとかあるのではなかろうかと邪推したくもなる。しかしながら、その時にはおそらく小生この世にはおるまい。「縁起」でもないと叱られそうだが、少なくとも現役で広報の編集には携わってはおるまい。そんな思いを抱きながら、広報20周年号の編集を担当させていただいた。ご執筆いただいた皆さん、編集を補助してくれた中村さん、デザインレイアウトに腕を振るってくれた鈴木さん、関係者各位に深くお礼を申し上げます。(志)