センターより|事務局通信

事務局長 中村 庸彦(中村学院)

理科や数学を教えていると、問題を解くのに意外なところで止まっていることがあります。昨日、「くいが15本あります。間の数はいくつでしょう」との問題が解けない子がいました。このような、間の数の説明の場合はよく手を使って、指の数とその間の数の関係を説明したりするのですが、この生徒が分からないのは、「くい」。「くいって何?」。さてどう説明するか。ドラキュラの話をしても全く分からず。公園にあると言ってもピンとこ来ず。最終的には「棒のようなものだよ」でお茶を濁しました。このご時世です。インターネットで実物を見せれば早いのでしょうが、あえてそれをせず、いかに彼らの記憶を引っ張り出せるかを試したものの、あえなく撃沈。改めて、「教え共に学ぶ」難しさを感じながら、「共感を作り出す授業」への工夫をし続けていかなければと自戒することができる出来事でした。理科では、「全反射」を感じるために風呂に潜ってみてとか、「月の満ち欠け」を実感してもらうために、この日この時の月の方角と形をみてとか、直結するものはあるのですが…。

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