センターより|事務局通信

事務局長 長江 広紀(英数学院・神奈川)

賛助・名誉会員を初め全国の会員の皆様、広報発送作業に従事された皆さま、場所を提供してくださるいぶき学院さま、いつもありがとうございます。
鑑賞した映画をアプリに記録しています。昨年公開された作品評を。辛辣なので覚悟してください(笑)。
・せかいのおきく・・・主人公が話せなくなった設定をもう少し生かせたら良かった。突然意味なくカラーに変わったり(「天国と地獄」を意識?)衒いが散見。
・怪物・・・是枝裕和が撮った坂元裕二作品。大人の無理解と子どもの世界を対立軸に詩情豊かに描いた。子どもの残酷さも押さえている。校長室のシーンはやり過ぎで、撮り直しレベル。
・君たちはどう生きるか・・・爆睡。ある意味自主映画。宮崎さんが好きなら理解に努めるのも一興。
・CLOSE クロース・・・泣けた。心震えた。日本には母親を演じられる女優の層が薄いと感じた。
・正欲・・・声にならない「声」に寄り添っていた。主人公に共感させたかったようだが…。私たちは創作側が思っているより寛容さに溢れている。
・ゴジラー1.0・・・ずっと朝ドラが頭から離れなかった。人間ドラマを主軸に置いたのは評価するが、映画はストーリーではない。キャラがプロットに奉仕している。ラストはやりすぎ。
・PERFECT DAYS・・・23年度No.1でした。展開がないので、疲れている時は気をつけてください。ヴェンダースの音楽センスは健在。
4月21日、東京大井町でお目にかかりましょう!