カンナ・イエロー・キング・ハンバート
(カンナ科・原産地熱帯アメリカ)
ハンバートカンナは原産が赤道直下の中南米とあって、真夏の暑さにも負けず鮮やかな色合いの花を咲かせる。花言葉は「情熱」「快活」「熱い思い」というのも、いかにもラテンアメリカぽくていい。カンナという名は。ラテン語のKanna(葦)が語源だそうだが、英名にはIndian shotもあり、もっぱらカリブ海周辺地域ではそう呼ばれているらしい。なんでも種が散弾銃の弾に似ているからだそうだ。なるほどと納得しつつも、散弾銃の弾そのものを認識していない者にとっては、?である。
カンナは球根植物で、花弁に見える部分は雌しべが変化したものだそうだ。その艶やかな姿のせいであろうか、カンナは仏教の中では最高の位とされ「お釈迦様」から生まれた花とされているようだ。
松任谷由美の古いヒット曲に「カンナ8号線」というのがあるのを思い出した。その歌詞には「想い出にひかれて、ああ、ここまで来たけれど あの頃のふたりはもうどこにもいない」というサビの後に「カンナの花が燃えてゆれてた、中央分離帯、どこへ行こうかまちどうしかった日曜日…」とある。ユーミン得意の失恋ソングだが、その舞台の中央分離帯にカンナの花が咲いていた8号線とはどこ?そこで物知りのグーグルくんに聞いてみた。なるほど8号線とは環状8号線「カンパチ」のことと知れた。で、カンナの咲く中央分離帯がカンパチのどこにあったのか?これは確認できなかった。ユーミンさん、これってカンパチの内側を走る環状7号線、カンナナにかけたダジャレじゃないの?と小生は独断する。(志厚)