エリア報告|谷本 里美 (ユウリ進学塾・香川県)

令和5年から瀬戸内留学、全国から生徒を募集「香川県」で輝く学校生活をと県が呼びかけスタート。今年度の入試を振り返りました

入試内容は、読解力+思考力+記述力を要する問題が増加傾向。平均点は教育委員会の目安138点(55%)より少し高めの予想です。教科ごとの分析としては、【国語】問1小説(読みやすいが記述やや難)、問2古文(簡単)、問3説明文(読みづらく記述難)、問4作文、【数学】問1計算問題、問2図形2(3)難しい、問3関数他基本問題、問4読解力思考力が必要※例年よりもびっしり文字だらけで読みづらい、【英語】問1リスニング、問2~問4(文法を理解していれば解けるが記述問題難、問5英作文(昨年同様)、【社会】問1公民(記述増えるも簡単)、問2問3、【理科】問1地学(簡単)、問2生物(簡単)、問3化学(読解力が必要)、問4物理(観察や実験における目的や操作方法を問う問題が多く出題)といった印象でした。

さてさてこれらの受験に勝ち抜いてきたユウリ卒業生たちは、中学で入塾してからは、3年間マスク着用の日々でした。とにかく元気で明るい子が多く時にはこちらも疲れが出てしまう印象でしたが、その中でも成績が伸びる子は要領よく信頼関係を築く事が上手であり、塾長⇔生徒⇔保護者の形で保護者から手紙やメールをいただく事も多く、受験間際ではLINEでのやり取りも増えました。

またユウリでは宿題が多いので1年生の頃は、「なんで宿題が出来てないの?」の問いに、「時間がなかったんや」「できない、わからない、無理」と反省の色もなくサラリと平気で言う生徒もいました。なぜ「すみませんでした」と言わないのだろうか。宿題が出来ていないなら、まずは謝罪しよう。それから、正直に出来なかった理由を伝えるべきじゃない。この元気な学年にはことごとく言い続けてきた気がします。体調が悪いなら気持ちはわかる。気がつけば、私も「第2の母親」を続けてきたようです。だらだら言い訳していた子供たちもやがては気持ちが伝わったのか、受験間際では文句も言わず自分達の為に頑張りました。

最後の授業ではやるべき事をしっかり見据えて自信を持って本番に臨んでほしいと送り出しました。がんばってくれてありがとうと恒例の「オモシロユウリ卒業証書」授与式をして巣立ちました。

この子達は、何はともあれ可愛らしくて愉快で変な奴らと言いましょうか、濃い時間を一緒に過ごした大事な『仲間!』でした。

ユウリでは、30数年余り何一つとして同じものはないドラマがスタートしています。私の体力がいつまで続くことやら~です。内緒ですが今年の3年生はレベルが高く大いに期待できそうな気がします(笑)。