エリア東北 佐々木 康(81号)

エリア東北 佐々木 康(やまばと学習館・青森県)

4月5日(水)オンラインにて、エリア東北の総会が行われました。昨年から、一橋ゼミナール八木山校の丹治美香先生が仲間に加わり、令和5年度の新たなスタートを切ることが出来ました。コロナ明けとなるのか、新しい事業も様々始まってゆく中、エリア東北としては各会員が参加できるタイミングで、研修会などで勉強をしていきたいと思っております。

さて、例年よりも早い桜の開花により、日本有数の桜の名所、弘前公園でも4月14日に開花し、24日には満開となりました。弘前公園の桜は一つの房に4~5個、多いところでは7個の花芽がつくことから、ボリュームがあるのが特徴です。 また、ソメイヨシノの寿命は一般的に60年程度といわれるなかで、弘前公園では樹齢100年以上のソメイヨシノの古木が300本以上、樹齢60年を超えるものは約1200本あり、今年も美しい花を咲かせています。新学期の準備でなかなか桜を見に行くことが出来ないのですが、もう1つの見どころ、花筏(はないかだ)の見ごろは4月27日から29日とのこと。弘前城跡には堀が囲うようにあり、散った桜の花びらがたまりやすく、「桜のじゅうたん」「桜の畳」などと例えられ、「散っても美しい」と国内外から花筏を目当てに訪れる観光客も多いのです。

今年は青森の祭りも、これまで通り行われます。夏の青森を盛り上げる青森三大祭りには、躍動感あふれる「青森ねぶた祭」、優美な扇ねぷたの「弘前ねぷたまつり」、力強く迫力満点の「五所川原立佞武多」があります。古式ゆかしい神社行列と、豪華絢爛な山車の競演が見ものの「八戸三社大祭」も7月末から行われます。私の塾でも、夏の講習会時に笛や鐘の囃子の練習を生徒と一緒にして、町内のねぷたを引っ張ったりもしました。生徒の汗と笑顔あふれる、楽しい体験でした。コロナでしばらくお休みになってしまいましたが、今年はまた復活を、と思っていた矢先、お世話になっていた町内会の子供会が解散との知らせが届きました。少子化の波の影響で、地域の子供会はこの数年でほとんどが解散してしまったようです。子供たちに様々な経験と、郷土の文化を伝え、繋げる組織が、いとも簡単になくなってしまう現状は大変悲しいものです。当館独自主催の企画を何か考えてみようかと思案して企んでいるところです。