2022年8月から続いたコロナ第7波は終息へ向かい、第8波の影響も予想される中、11月3日に「OKK大井町から教育を考える会の教育講演会&中学高等学校相談会」が実施された。
2022年はOKK発足から20年目にあたる記念の年でもあった。コロナの影響でこの相談会を中止せざるを得ない年もあったが、受験生や保護者がこの会をどれ程望んでいるのかを生で聞ける貴重な会でもあり、320名あまりの参加人数が如実に表していると思われる。
今回「声の教育社」三谷潤一氏に代わった後藤和浩氏の教育講演会は、入場制限が必要なほどだった。また今回は、なるほどと思う意見を保護者から頂いた。「他の相談会にも行っているが、そこでは明らかに15分以上の相談を嫌がる学校が複数あり、その内容も進学実績や偏差値の話ばかり。そしてその会場でOKKの参加校を見つけ(志望校ではないのだが)お話を聞いてみると、生徒に向き合う姿勢など熱意あふれる説明に驚いた。さらに、自校だけでなく私学全体を考えてお話しくださった。こんな私学があるのか、今まさに経済的不平等がはびこる日本の中で50年後、100年後を考えての教育をしなければならないという私学とは?正直に言ってOKKの相談会がある事も知らなかった自分はかなり衝撃を受けて今日、11月3日に至った。そして私の理解は正しかったと感じた」とお話されていた。
この保護者の意見は、「OKKの生徒一人一人にあった学校を会員全員で見つける。知力は大きな力になる」という理念に合致していて私たちが進んできた20年の歩みが肯定されたようで非常に嬉しかった。もう一組のお話は、「自分の長子は公立中学に行っているが、コロナ禍では学級閉鎖になったり、対策が後手でこの数年間の授業は無いに等しい。その点私立中学に通う友人のお子さんは、いち早くタブレットによるリモート授業が開始され、こんなにもの違うのかと。末子は私立中学にと思い相談会に来た」とお話しくださった。公立と私立のシステムの差はあれ危機管理という点からも保護者が見る私立校ということで興味深かった。
最後に、コロナに振り回される時期が過ぎようとしている今、教育の灯をともし続けていくOKKに賛同し後援してくださる品川区、品川区商店街連合会、品川区商店街振興組合連合会、協賛の株式会社声の教育社、ご協力くださる私塾ネット、(有)小池企画印刷の皆様にこの場をお借りして感謝の意を込めてお礼を申し上げたい。