日本民間教育大賞授賞式 西畑正夫先生が受賞

文:私塾ネットセンター広報部長 中村直人

令和4年7月20日、株式会社 塾と教育社主催の日本民間教育大賞の授賞式・記念講演会が、東京神田・学士会館において催されました。午後2時の開会の後、株式会社早稲田アカデミー代表取締役の山本豊氏による、記念講演「早稲田アカデミーのCXとDX」がありました。中小塾とは少々スケールが違いますが、コロナ禍のピンチをデジタル改革の断行によりチャンスに変え、売り上げを伸ばし続けているということでした。次に、日本民間教育大賞の授与式があり、本年は最高功労賞に4名、特別功労賞に1名、以下の通り受賞されました。

◆最高功労賞[受賞理由]

奥松良榮氏(創研塾)
[東京都を中心とした地域の民間教育の発展に寄与するとともに全国の民間教育事業者の交流に寄与した功績]
田原サヨ子氏(田原グループ)
[和歌山県を中心とする地域一帯の民間教育の発展に寄与した功績]
西畑正夫氏(厚木ゼミナール)
[神奈川県を始めとする全国の民間教育の発展に寄与した功績]
福武總一郎氏(株式会社ベネッセホールディングズ)
[通信教育や模試事業等々の教育事業を通じて全国の民間教育の発展に寄与した功績]

◆特別功労賞[受賞理由]

故藤井史昭氏(株式会社増進会ホールディングズ*Z会)
[通信教育や教室事業等々の教育事業を通じて全国の民間教育の発展に寄与した功績]

昨年は私塾ネットの故平林治先生が受賞され、今年は、元私塾ネット会員の西畑正夫先生が受賞。現在療養中とのことで、お嬢様の西畑妙子様が代理で出席されました。先生は、病室でZOOMを見られていたようです。そして、全塾連以来のご友人の加藤実先生よりお祝いの一文をいただきました。

西畑先生、受賞おめでとうございます。長年の功績が評価されたわけです。西畑正夫先生とは「NPO法人全国教育ボランティアの会」で活動を共にさせていただきました。旭川、秋田、松本、広島、小豆島、高松と全国飛び回りました。厚木ゼミナールの工房で「ハノイの塔」「望遠鏡づくりセット」「ミニプラネタリウムづくりセット」「パンパイプづくりセット」「空力翼艇づくりセット」「魔方陣づくりセット」「ブーメランづくりセット」「暖かカイロづくりセット」「備長炭電池づくりセット」等々のキットを製作していただきました。こう書きますといとも簡単に準備できたように思われるでしょうが、たとえば「ハノイの塔」を例として説明いたしますと①細い棒3本、②直径の異なる穴の開いた円板5枚、そして③3つの穴の開いた台座、合計9点の部品が必要になり、それぞれを切断、穴あけと大変な作業になるわけです。これらを西畑先生の工房で一手に引き受けていただいたわけです。常日頃塾での使用のために考案された教材があったればこそです。

また、2010年3月11日には「厚木ゼミナール創立45周年記念科学講演会」を主宰されました。国立天文台教授渡部潤一先生の宇宙のお話、大変興味深く拝聴させていただきました。大勢の塾生、親御さんたちの参加、活気ある創立45周年記念科学講演会でした。

2021年3月に突然のお葉書。手術されたと。大変驚き、とても心配になりました。あれから1年半が経過、回復されたのでしょうか。まだコロナが収束しておりませんので、無理せず養生なさってください。

令和4年9月4日加藤 実(私塾ネット監事)