表紙の花こ・と・ば(75号)

ガザニア・リゲンス(キク科ガザニア属・南アフリカ原産) 

日本では、夏から秋にかけて開花する園芸種として人気があるらしい。あるらしいというのも、小生この花になんの知識もない。漫才のナイツではないが、「ヤッホー」で調べてみるとこうだ。

高温と乾燥に強く、日が当たると花が開き日没後に閉じる性質があり、曇りの日には開かないこともあるとか。さすがアフリカ原産と単純に納得するのは、アフリカを高温にして太陽SUNSUNの大陸とステレオタイプで思い込んでいる者の浅はかさ。

キク科の特徴として花弁が周りに大きく開いている。この花姿から、和名は「勲章菊」だとか、なるほど菊の御紋が勲章に刻まれる日本ならではの着想だ。ちなみに英名ではTreasure flower(宝の花)と言うらしい。勲章に宝、いくらか関連が感じられなくもない。

花言葉は「あなたを誇りに思う」、これは勲章からの発想かな。「笑顔でこたえる」というのもあるらしい。これは花弁が広く開いた様からくるものだろう。そう思ってこの花を見つめていると、にっこりと笑い返してくれているようで、ほっこりとした気持ちになる。(志厚)