表紙の花こ・と・ば(74号)

サフィニア(ナス科ツクバネアサガオ属・ブラジル原産) 

フラワーアレンジメントを趣味とする妻に、この写真を見せ花の名を尋ねてみた。「ペチュニアね」と即答。

「残念!サフィニアだ」と伝えると。「バカね、サフィニアはペチュニアの改良品種よ」と指摘された。調べてみるとこうだ。ペチュニアは日本に渡来して「衝羽根(つくばね)朝顔」と呼ばれた。雨と寒さが苦手で日本では今一つ定着しなかった。

そこで園芸品種として改良がくわえられ、1989年商品化された。1989年生まれならアラサー娘、当方の末娘よりずっと若い。なるほど、農家育ちのそれも生花などと縁のない、高齢爺さんには無縁なわけだ。

ところでこの花を改良したのは、なんとあのサントリーだそうだ。ウイスキーとなら深い縁をむすんできたのだが、サントリーは花までやってるとは知らなかった。

サフィニアの名の由来は、波打つようにうねりたくさんの花を咲かせることから、サーフィン+ペチュニアということらしい。ちなみに花言葉は「咲きたての笑顔」。(志厚)