
田中 宏道(LAPIS鎌ヶ谷・千葉県)
「学習塾として日々の積み重ね」
冬が来る前に♪もう一度あの人と♪め~ぐり♪あ~いたぁい~♪
毎週火曜と金曜日に親御さま宛にメールを送っています。10年前に神奈川・ステップの龍井先生に教えていただいたのがきっかけです。積み重ねて680号になりました。
私(わたくし)業界に入って41年目。お世話になりっぱなしです。有り難いことです。お世話になった方々への恩返しをしたいのですが残りの人生で全部は返しきれそうにありません。そのご恩を「恩返し」ではなく「恩送り」として業界のみなさまに少しでもお役に立てることを願い、千葉学習塾協同組合の機関誌に火金メールの一部を塾の日常の記録として掲載させていただいています。今回はその一部を紹介いたします。火金メールはホームページにも載せています。覗いてくださると嬉しいです。
千葉でも東京寄りの鎌ケ谷市です。中学の生徒数はここ10年以上減っていません。先日の四国の研修会では、生徒数が4割ほど減っている中学校もあると発表があり、明日は我が身でした。そんな中、少子化対策で創意工夫されている会員塾さまの取り組みは大きな学びとなりました。啓真館さんの小学生英語の取り組み、愛媛の大学受験塾「My Self_Learn」新婚さん木原先生の取り組み。広島の先生方の小学校や高校に出張して授業をする取り組み。。。鎌ケ谷も今の小学校1年生の学年から生徒数が2割減ります。
教育の大切さはいつの時代も変わりません。学校教育でできなくなっていることを学習塾が取り上げて「人が人として生きる道」を子どもたちに学んでもらう。自塾の良さを尖らせて、それぞれの塾が地域で選ばれる教育機関になる。これしか途はないと思います。自分の塾の在り方をアピールするために火金メールや保護者会、面談、スライドショー作成、YouTube配信、各種イベントを続けてまいります。
9月26日(金)保護者さま宛メール 第662号
◆小学校、大丈夫???
大きな心配です。ここ数年の小学生、入校テストの結果を見て愕然(がくぜん)とします。基本的な漢字や計算ができていない子が多いのです。それまでは小学生で入校を断ることはなかったのですが、さすがにこの点数では。。。と入校をお断りせざるを得ないかなぁと思われる子も増えてきました。しかし小学生を断るのも忍びなく、「教えてみて難しそうだったらお断りすることもあります」と申し上げて体験授業に来ていただくことが増えました。
そして、教えてみると。。。確かにできないことは多いのですが、授業中の理解度や小テストはちゃんとできる子がほとんどなんです。鍛えればできるようになりそうなので、そのまま入校していただきます。
これって、どういうこと?ずいぶんの多くの子が言っていました。「学校の先生の言っていることがわからない。」「教えてくれたけど忘れちゃった。」教えはするけれど定着させるためのトレーニングをしっかりさせていない先生も増えている?宿題の内容や量を見ると、これじゃぁ定着しないな。。。という感じはしています。普通の子なのに、学校のせいで学力が低くなってしまっている子が多すぎます。鍛えるととっても賢くなる子が多いです。子どもたちかわいそうです。
中学生で、字が雑でミミズが這(は)っているような字を書く子も相当増えました。成績に関係なくです。以前は女の子で独特な文字、例えば丸文字やマンガ文字などを書く子はいましたが、ミミズが這うような字を書く子はまずいませんでした。ミミズ字の子たちの共通点は、左手の使い方です。左手でノートや教材をしっかり押さえない。左手がぶらんぶらんしていて右手だけで書くんです。その子たちは共通して文字も読み飛ばすことが多いです。これは小学校低学年で、書く姿勢・読む姿勢の躾(しつけ)がきちんとされていないということではないかと推測しています。
小学校での教育がとっても危ない。できる子をできなくしている。非常にまずい!と強く感じている今日この頃です。高校無償化はやめて、小学校の教員を増やすべきだと思っています。豊かな市になって市独自の予算で小学校教員を増やすのもいいでしょう。そうじゃなければLAPIS鎌ケ谷に入塾するしかない!知らんけど。。。
10月3日(金)保護者さま宛メール 第665号
◆中2の子との会話
「おいちゃん、最近勉強に対するモチベーションがないんだけど、どうしたらいい?」
「あのね。。。毎日学校に行ってるよね。部活に出てるよね。毎日学校や部活に行くモチベーションは高いの?お家の人はお仕事してるよね。ご飯作ってくれるよね。お家の人たちってモチベーションあるからやるの?お家の人はモチベーションなければご飯を作らないの?そんなことないよね。モチベーションなくっても学校に行ってるってどういうこと?モチベーションなくってもご飯作るってどういうこと?そうだよね。習慣だよね。○○くんは、勉強を習慣にしてないだけでしょ? スマホいじったりして時間を無駄にして行動してないだけでしょ?モチベーションなんて関係ないんだよ。行動するか、しないかだけ。こうやってやりなさいって言ってきたことを本当はやり方を守っていなくて誤魔化してること、いい加減にやってる事、僕は知ってるよ。そろそろやり方守ってちゃんとやってるって言えるようになった方がいいんじゃない?」 以上、中2生との会話でした。
11月14日(金)保護者さま宛メール 第677号
◆青森の塾長さん(八戸のハタヤン)が記した親御さんへのメーセージ
自由に生きよ!しかし、従え!は、躾の基本。
【助け合う時代】
2019年末、新型コロナウイルス感染症の流行が始まり、災難や危機的状況を合わせてコロナ禍と呼び2025年で5年経ちました。世界的感染拡大で共存、共生、共感という言葉に耳も馴染んで来ました。
例えば、「体調が悪い」と言えば、親がムリするなと休ませます。熱があっても休めなかった時代は今はもう昔です。“仮病”だと思われるかもという経験は、“仮病”だろうと親が“疑ってやる”のが、そもそもの「子育て」です。『偽りの成功』体験が、いざという時に頑張れない子の性質を徐々に形作って行きます。
◆「誠実に生きる」青森の塾長さん(ハタヤン)の文から思ったこと
こいつ、本気で頑張ろうとしてるか?適当に誤魔化してないか?真正面を向いて受け止めようとしているか?
人を傷つけないために時には嘘をつくことも必要です。そうでないならば、正直に誠を尽くして生きることが大切です。世の中の人は見ています。誠実か不誠実かを。
できないことはできない、できなかったことはできなかったでいいんです。虚勢をはるための嘘、その場をやり過ごすための嘘はいけません。誠実に生きる人になって欲しいです。自分もなるべくそうありたいです。
くどいかもしれませんが、その場を逃れるための嘘は時には絶対に必要です。自分の命は自分で守らなければなりません。
僕たちは、嘘を言ったからといって、有無を言わさず叱ることはしません。その嘘は、どの状況が生み出したものなのかを探ります。嘘を生み出した状況を解決するためのお手伝いをしようと心がけています。
以上、青森の塾長さんのメッセージを読んで、思い浮かんだことです。
その後、なるほど!と思う文章に出会いました。
「嘘」は良いが「偽り」は許されぬ。近松門左衛門の言葉だったかなぁ。。。歌舞妓の沼に嵌まっている私には堪らない言葉でした。個性派俳優、片岡亀蔵さんのご冥福を祈ります。残念。。。
「学びを通じて人と人とを繋げる私塾ネット」は全国をまたぐ最大級の学習塾民間団体です。今年設立24年目を迎えています。学びを広げ縁が深まることを目的に活動しております。私の任期は五ヶ月弱となりましたが、今後とも会員の皆さまのご協力ぜひともお願い申し上げます!
20251124記
