東広島市高屋町の駅から離れた場所で28年間、塾を経営させて頂いております。
東広島市は広島大学をはじめ、近畿大学、広島国際大学が集まる学園都市です。そして、高屋町には県立広島、近大附属中学高校があります。西高屋町駅付近には大手の塾がひしめき合い、辺鄙な場所にある個人塾はなかなかの痛手であります。
しかし、小規模な個人塾でも時代に合わせた努力をして参りました。例えば、コロナ禍での対応のひとつとして、オンラインレッスンを導入しました。この時、中2生徒は2名参加で、中1、中3は全員参加でした。休校になって、危機感を募らせた中1、中3保護者からはとても感謝されました。また、県立広島高校の保護者からは、「オンライン導入早かったですね。高校はタブレットを買わせていますが、課題ばかり与えられて利用されていません。」と聞きました。(高校生は少人数だったので通塾してもらいました。)新しいことをすぐに導入出来るのは公教育より塾なのかと認識しました。こうしたミッションを塾として引き受けることに心躍らせつつも、準備の忙しさで肩こりがひどく、落ち込むことも。その時期、TVニュース番組で私塾ネット会員である渡辺塾がコロナ禍対策について報道されていました。先生の受け答えを見て、直接お会いし、鼓舞されたようでした。また東京都内でのコロナ対策は田舎の塾とは比較にならないご苦労があることを見せつけられました。高屋町では昨年度、中学生による鉄道での自死という悲しいニュースが2件もありました。コロナ禍での休校やオンライン授業により、人間関係や学業の悩みなどを打ち明けられる人との出会いや場所がなかったのではないかと胸がしめつけられます。
はやし塾は、高校入試に向けて成果を上げるために日々邁進しておりますが、やはりコアな部分はおもしろい塾を目指しています。辛いことを打ち明けてシェアできる塾、明るい表情になって、自分に自信を持ち、心が穏やかになれる塾でありたいです。
最近、小6男子に「手、しわっしわ」と言われました。子どもは実に正直で全く悪気はありません。その場で大笑いしました。服は身を守る鎧、肌艶は金運UP効果、この2点は意識していますが手のケアを怠っていました。そのうち、「顔、しわっしわ」と言われても、私は笑顔で元気に生徒を「学びからの疎外」から守り、生徒の学力UPの手助けができればと思います。