エリア中国 西本雅明(82号)

エリア中国 西本雅明(パワーゼミ西本)

塾業は講習中だけが忙しいと世間では思っているらしいですが,暇だと思われている5月6月が意外と忙しい。僕のようなものでも,何もない良き日は5月が2日間,6月は何と1日でした。原因は何なのか,ひょっとすると塾団体に入りすぎているのではないかと考えて,今年は地元の団体を休会してみましたが,忙しさは変わりません。僕の所属する団体は5つです。①「全国学習塾協会(JJA)」は別として,②「私塾ネット」には授業や経営に役立つ研修会や情報を期待しています。③「広島県学習塾協同組合」では広島の受験に合わせた模試作りや,県内の受験情報交換をしています。6月25日は学校説明会を広島市で行いました。約600名を4ステージしましたので,保護者も含めて約2400人が参加してくれたことになります。④「(一般社団法人)みらいの種」は,学習塾だけではなく習字教室やピアノ教室,子どもの野球チームや陸上チームなど,子どもに関わる仕事をしている人たちの集まりですので,会議の席上,視点の異なる悩みを聞くことができるのでとても面白いと思っています。またこの団体は教育委員会への提言などを通じて,子供を取り巻く環境を改善するような働きもしています。⑤「教育ネット21」は個々の塾では規模的にできない行事を,いくつかの塾が共催することで実施し,生徒たちへのサービスを強化して生徒募集の助けにしています。地元密着の行事を年5つほど実施しています。⑤については数年前に理事長を引退しましたので,僕がいなくても何の支障もないので(いたら逆に邪魔かもしれない)という思いや,過密スケジュールもあって,実験的に今年度休ませてもらっています。

さて,やっと中国エリアの話題。5月の定例会では広島工業大学情報工学科の協力を得て「チャットGPT」の研修会をしました。とにかくまずは遊んでみて慣れることから始めなきゃと思いました。未来がちょっと怖いなぁとも感じてしまいました。

7月の定例会では久しぶりに他塾から学ぼうということで,「学習共同体グループ」の本部校へ伺います。河浜先生のマニアックな講座や考え方を学びたいと思います。こんな面倒なお願いを躊躇することなくお引き受けくださった河浜先生の度量と優しさに,山口先生や城先生が率いていたころの人材が豊富だったかつての中国エリアを思い出しました。僕も若い塾人を発掘して全国大会などへ送り出したいと思います(期待しないでね)。