エリア報告|扇野 昭弘 (学習塾TRM登龍門 ・青森県)

青森県の現状は、大手の学習塾が青森から撤退、青森市内の老舗の塾が3か所から1か所に縮小しました。また、青森市の1番の進学校が定員割れし、再募集したものの定員を満たすことなく、受験した全員が合格しました。塾の必要価値が問われているのではと、思われるほどの悲惨な状況となっています。当塾は、新聞広告、高校名鑑の広告、ネット広告、バスの広告、福利厚生を目的にした広告、チラシ広告といろいろ手を尽くしましたが、反応なく、今は自分の心と体を鍛える時期と悟りました。

一昨年、コロナで無くなったマラソン大会に代わり、20年前のロードバイクを引っ張り出し、サイクルイベントにも参加するようになりました。自転車で斜度10%を超える坂道を登るのは、想像以上に過酷で、ペダルとくっついているシューズを脱ぎ、自転車をひきながら走り、靴下が破け、足の裏からは血が噴き出る経験をしました。しかし、昨年は69のカーブをもつ岩木山の8合目まで登る「岩木山ヒルクライム」や、ドラゴンアイで有名な「八幡平のヒルクライム」に挑戦し、何とかFinishすることができました。夏に開催されたにも関わらず、ゴール地点は霧が立ち込め、とても寒く、今年はゴール地点に冬のジャンバーを預けようと思っています。

ヒルクライムの楽しさは、ダウンヒルという、登った坂道を、ペダルを踏むことなく、1列になって、みんなで降りてくることです。時速50キロは出ます。ランとの違いは、景色の変化だと思います。平坦な道では、ゆっくり景色を楽しみながら、1時間で25キロの景色を堪能できます。ランは、1時間で10キロの景色、下手すると地面しか見ていない時もあります。

去年は、①田子町80キロサイクルイベント、②岩手100キロ(50キロでリタイヤ)、③岩木山ヒルクライム、④陸奥湾1周のサイクルイベント、⑤秋田100キロマラソン(50キロでリタイヤ)、⑥夏泊80キロサイクルイベント、⑦アップルマラソン(フル完走)、⑧岩手100キロサイクルイベントに参加しました。今年も、私自身進化しながら、新しい生徒を受け入れ、八甲田山の山頂からは、山形県と秋田県の境界にある鳥海山が見えるように、頑張っている人には、頑張っている人がよく見えると教えてあげたいです。

でも、最近の子供はこのような話を聞いてくれません。自分がこたえる問題の答えばかりを気にして。

ということで、この場を借りて、扇野の去年を公表しました。ありがとうございました。