賛助会員紹介:東京女子学園中学校高等学校 (東京都港区)

2023年4月、共学化。

全日本私塾教育ネットワークにご加盟の先生方には、日頃より大変お世話になっております。私、港区芝にあります東京女子学園中学校高等学校の川﨑雅通と申します。東京女子学園は1903年に創立し、2023年に創立120周年を迎える女子校です。

学校の所在地が東京のため、私塾ネット関東の先生方とは折に触れてお話しさせていただき、大変感謝しております。今回の執筆にあたり、これまでを振り返ってみました。現在の私塾ネットの先生方に初めてお会いしたのは、2000年ころの私塾ネットになる前の3団体(全塾連、PTF、日私会)の研修会でのことと記憶しています。その後に現在の団体が立ち上がり、徐々に関わり具合が深くなって参りました。また、春や秋の研修会にも参加させていただき、その都度新たな刺激を受けるとともに先生方の熱心さに感銘しておりました。また研修会後にはいろいろな先生方との交流の場があり、毎回話が盛り上がり楽しい時間を過ごさせていただきました。中でも記憶に残っておりますのは、2014年の4月13日の大型サロンバスでのバスツアーです。都内近郊の夜景を見て回るものでしたが、このバスに同乗されていたベテランのバスガイドさん?が大変流暢に、またウィットの富んだご案内をしていただき、大変楽しい時間を過ごしたことを鮮明に覚えております。この様子は、私塾ネット広報の第46号に掲載されています。

さて、ここで本学園のお話しをさせていただきます。現在、東京女子学園では、120周年の周年事業として新校舎を建設しております。2020年の1月ころより体育館を含めて4棟あった校舎の3棟を解体して、新たに12階建ての校舎を建設しております。完成予定は、2022年11〜12月頃となります。また、本学園とは別の法人のインターナショナルスクールも同居することとなりました。現在、具体的な業務提携内容には至っていませんが、両校の在籍生にプラスとなる連携をしたいと考えております。また、120周年を契機に、グローバル化社会や情報化社会の拡大といった多様な社会の変化に応えていくため、これまでの女子教育を根幹とし男子生徒を受け入れ、多様な変化に富む社会で貢献できる人材をより多く輩出できるようにと考え、2023年4月より男女共学化を推進することと致しました。共学校としての新たな歴史を刻むため、校名も「芝国際中学校高等学校」と一新します。これまでの建学の精神である「教養と行動力を兼ね備えたひと」、また教育理念である「人の中なる人となれ」という伝統とともに、今後の教育活動を進めて参ります。新たな「芝国際中学校高等学校」の教育の方向性は、「一人ひとりの可能性を拡張させるための新しい学力を養いながら、世界標準の学びで多様な価値観をもつ人たちとともに、自分の夢を実現できる力を育てる」ことにあります。これまでの学園が行って参りましたグルーバル教育やデザインサイエンスに加えて、STEAM教育、アントレプレナーシップなども発展させて参ります。また、生徒の自立を尊重するこれまでのスタンスに加えて、生徒の手によって創る学校にしていきたいと考えております。

学校法人東京女子学園は、新校「芝国際中学校高等学校」を生徒、教職員、保護者、卒業生とともに発展させ、「港区芝の地に素晴らしい学校がまた一つできた」と多くの方々に認めてもらえるよう精進して参ります。今後も私塾ネットの先生方に熱く応援していだだけるように邁進して参ります。これからもよろしくお願い申し上げます。

東京女子学園中学校高等学校