9/16 エリア関東定例会・定例研修会報告

長江 広紀(英数学院・神奈川)

エリア東北の佐々木康先生(やまばと学習館)から関東の渡辺浩代表に電話があったそうです。コロナ禍、佐々木先生の塾ではオンラインで対応しているが、青森では全く危機感がないとのこと。全国各地に情報網を広げている佐々木先生は、この危機感を共有したいとのことで、9月16日の関東の定例会に参加して頂くことになりました。「ZOOMでやるから、どうせなら」ということで、他のエリアの先生方にも声かけをしました。全国組織の強みです。
エリア東北の安藤代表(Andy’s)、エリア四国からは湯口兼司先生(湯口塾)、小野先生(小野塾)などが参加してくださいました。まずは各地域のコロナの状況から。午前登校、分散登校をしている学校、テスト時間が短くなり問題も選択ばかりになった学校、タブレットを渡して課題を与えている学校(子どもは使いこなせていないそうです)、オンライン授業を選択できる学校があるなど様々でした。学校登校日が少なくなり、高校生がバイトを始めたとのケースも伺いました。

塾での対応ですが、一概に保護者がオンラインを望んでいないケースもあるそうです。昨年は中止した夏合宿に今年は定員以上が集まる盛況だったと柳田先生(日米文化学院)。特に首都圏では、対面を渇望している保護者が多くオンライン離れが進んでいる様子。オンライン授業の場合、塾で「こんな授業をしているのか(つまり、大したことない)」と保護者が目にする機会が増えた、または知ってしまったとのこと。気をつけたいですね。

後半から登場した清水貫先生(誉田進学塾)からは、クラスターが報道されている以上に起こっているとのこと。学習塾で起こさないために、換気に特に注意しているとのこと。CO2センサーを教室に設置されているそうです。

第2部の定例研修会では、東京都公立高校入試で次年度から導入される英語のスピーキングテストについて育伸社さまより詳細のご紹介がありました。東京私塾共同組合からも参加者が見えました。英検の2次面接のようなものかと思っていましたが、やはり採点作業も考えたのかデバイスに吹き込む形とのこと。その成否で他の都道府県にも今後影響が及びそうです。

湯口先生が仰っていました。「みんなの顔が見られて良かった」と。直接会えるのがベストですが、こうやって簡単に顔を見られる環境があるのは嬉しいことです。今後も会員の皆さんに喜んでもらえるよう企画運営してまいります。