理事長コラム|20周年の挨拶(73号)

仲野十和田(ナカジュク・東京都)

2001年に産声を上げて、早20年。私塾ネットも成人式を迎えました。初代理事長は業界でも名声の高い山口恭弘先生(広島県)。私は発足2年目から山口理事長の下、事務局長をさせていただきましたが、その経験は私にとってとても大きなものでした。「何かあったら私がいるから、思う通りにやってください」と言われながら、山口先生には全国の様々な塾に連れて行っていただき、私にとって大きな財産になっています。その後2代目谷村理事長、3代目鈴木正之理事長、4代目湯口兼司理事長へも何らかの形で関わらせていただきましたことも、とても良い経験になりました。私にとってはどの方も尊敬する素晴らしい方々です。

エリアの活動も活発に行われました。特に印象に残っているものは、エリア北海道の入江先生が仕切ってくださる研修では、その後行くお寿司屋さんが毎年楽しみでした。エリア東北では、八戸で全国研修大会を行い、元代表の畑山先生や会員の先生方にはお世話になりました。三六横丁が懐かしいです。エリア中部の研修では、チャレンジ学院(松本エリア代表)の研修施設をお借りしました。夜抜け出して街に行こうとしましたが、周りが暗すぎて諦めました(笑)。エリア中国では、個人的にいろいろな塾を訪問させていただきましたが、田中学習会(田中弘樹先生)のスタッフ会議に参加させていただいたときの光景は今でも印象に残っています。会議中に転送された入会問い合わせの電話がじゃんじゃんなり、次々と教室長が廊下へ出ていくのです。刺激的でした。エリア四国は毎年2回、しっかりと研修をしてくれます。お陰様で四国は第2の故郷のような気がしています。研修会場となるホテルから見える「瀬戸大橋」は絶景です。

毎年行われる全国研修は、田中宏道研修部長と前年の秋ごろから考え始めるのですが、今思い返すと、思い出深い研修が行われてきました。私塾ネットの研修会の素敵なところは、研修部長を中心に楽しく会が運営されていくことです。この雰囲気は谷村先生(初代エリア関東代表&2代目理事長)が作ってくれたものと思いますので、大切にしていきたいです。

コロナ禍で、元気のない社会になりがちですが、こんな時だからこそ、楽しくやっていきたいです。塾もそうですが、何か楽しいことをやっているところには行ってみたいと思うのではないでしょうか?私塾ネットは全国規模では唯一の任意団体です。本来塾が持っている「自由さ」を武器に、次の10年に向けて進んでいきます。