全国研修ができるまで

「あのアドバイスで本当に正しかったのだろうか?」生徒との授業のやりとりや面談の後、胸に去来するこの不安。塾講師であるなら誰もが経験する、切実な問いではないでしょうか。日々の授業の中で、私たちの一言一言が生徒の未来に影響を与える責任の重さを感じる瞬間は少なくありません。そんな悩める塾講師の根本的な問いに、科学的な光を当ててくれる学問が「行動分析学」です。人の行動を観察し、その背景にある原因や環境要因を徹底的に分析するアプローチで、問題行動そのものではなく、その行動を生み出す環境や結果に焦点を当てます。例えば、生徒が宿題を提出しない場合。その理由は「やり方が分からない」「取り組む時間がない」「フィードバックが得られない」など、多様な背景が考えられます。行動分析学は、これらのトリガーと結果を丁寧に分析することで、生徒が自発的に行動できる環境づくりを可能にするのです。

今回お招きする奥田健次先生は、行動分析学を用いた教育・子育て支援の第一人者。『拝啓、アスペルガー先生』『叱りゼロで「自分からやる子」に育てる本』など、数々の著書で子どもの行動の本質を科学的に紐解いてきました。「目の前の行動ではなく、その背景に目を向ける」という先生の革新的なアプローチは、生徒への向き合い方を根本から変える可能性を秘めています。

講演では、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出すための具体的な方法論を、豊富な実践例とともに解説いただきます。これまでの生徒面談に、行動分析学という新たな科学的視点を加えてみませんか?これまでにない洞察が得られる、貴重な機会です。

4月20日(日)「大井町きゅりあん」で。生徒の未来を紡ぐ、新たな学びの扉が、ここに開きます。ぜひ、ご参加ください!