こんにちは。あおば伸学塾の村戸です。近況報告ということで塾の内容でもいいのですが、エリア東北、前回の扇野先生の記事に続き、私も今回は趣味からはじまった人生の転機について書きたいと思います。
実は私、昨年から副業で「ジャザサイズ」というエクササイズクラスのインストラクターをやっています。週に2本、メインは塾生の保護者くらいの年代のお客様たちを相手に、ステージでレッスンを行っています。
そもそも「ジャザサイズ」とは何か。これはアメリカ発のフィットネスで、ウォーミングアップから始まり前半はダンスやボクササイズをはじめとする有酸素運動、後半はダンベルやマットを使った筋力トレーニングという、60分の中に運動のすべてが詰まったオールインワンプログラムです。
私自身はじめはクラスの客の一人として参加していましたが、スタッフから「インストラクターやってみない?」と声がかかったのが昨年2023年の春。それが始まりでした。私はそれまでもエアロビクスやダンス系のフィットネスプログラムは好き好んでよく出ていたので、安易に自分でもイケるだろうと思っていました。しかし現実は甘くなく、自分の1つ1つの動きの甘さ、動画を正しく見る力や理解力の欠如、そして致命的なほどの体力のなさ。それらがどんどん露呈してきて、先輩方が全力でサポートをしてくれつつも、課題をなかなかクリアできず、時にはどう動きを直していいのかと困らせてしまうことも。最終選考試験が8月19日でしたので、6月、7月、そして8月の塾として一番忙しい時期を、朝から夕方まではジャザサイズのトレーニー(教わる側)、夕方から夜までは本業の塾の教える側。どちらも手を抜けないので、いわば体力の限界の夏だったのを今でも覚えています。最終的になんとか、本当になんとかそれらを終えて試験に合格し、今のジャザサイズインストラクターになったのでした。
大変な過程でしたが、この経験を振り返り、自分の中で変わったことが何点かあります。
1つ目は、自分の中での「頑張り」の水準が上がったことです。トレーニーの時期はあまりの厳しさに「なんでこんなに頑張っているのに」と思うことがたくさんありました。しかし先輩に「そんなの頑張っているうちに入らない。なんなら私の方がもっと頑張ってる」と言われ、自分の頑張りの度合について客観的に分析して、それが結果を伴っていない浅いものだと気づきました。結果を出すくらいもっと頑張らなくては。お客様からお金をいただいてステージでレッスンをするプロとして恥ずかしくない自分でいようという意識を常に持てるようになったのもこのおかげです。
2つ目は、塾の生徒に対する声掛けや熱意が、以前よりポジティブになったことです。自分が頑張っているからこそ、生徒にも「そうじゃないよ」とか「もっとこうしよう」という前向きな声掛けができるようになったように思います。気持ちがぐんと前向きになりました。また、これまで何かつらいことがあると逃げ腰になってしまう自分がいましたが、逃げないでやりきる強い心も培われたように思います。
3つ目は、毎日の生活にメリハリがついたことです。塾の先生は夜の仕事。どうしても1日の始まりも終わりも遅くなりがちでしたが、今は朝早く起きて午前は先輩のレッスンに出たりスタジオで自主練をしに出かけ、体が資本なので食にも健康にも気を使い、夕方からは本業でバリバリ働く。そんな生活が送れているのも、この副業との出会いからです。
とある趣味から始まった今の毎日が、36歳の自分に大きな刺激を与え、新しい出会い、つながり、そして前向きなマインドをたくさん生み出し、成長させてくれていることを感じます。塾の経営や運営にも確実にプラスの影響を与えています。これまでの閉鎖的な空間から1歩、殻を破って挑戦して、本当に良かったと感じています。
「ジャザサイズ」のクラスは日本各地に300クラス以上。自分の体調やレベルに合わせて動いていただけます。ぜひお近くのクラスで、試してみてください。きっと気に入ってくれると思います。八戸に来た時にはぜひ私のレッスンにも遊びに来てください!(クラスのインスタもぜひご覧ください!)