SEアカデミー船橋法典教室(水谷敬先生の取り組み)

水谷先生は、千葉県船橋市の出身で3歳の時に隣の鎌ヶ谷市に引っ越してからずっと鎌ヶ谷で育った。地元の中学を卒業後、高校受験はせずにバトミントンで私立高校に進学をし、そこから一浪をして國學院大學へ進学した。大学生の時に教職をとって、教員もいいかなと思ったが、代ゼミで浪人生活を送ったのと、駿台予備校でアルバイト等をしていた関係で、駿台予備校へ入社をし、その後株式会社SYMを経て現在に至る。

SYMでは大学受験の指導と、塾用コンテンツの作成に携わっており、その時に私塾ネットと知り合う。

SEアカデミーの運営方式は、小中高生を対象に学習指導をしていて、小中学生は自立型学習指導(1対8)、高校生はマンツーマン指導。大学受験指導も行っているが、基本的には一般受験のみの対応をしている。その他総合型選抜や公募制推薦などは併願推薦のみ可としている。導入コンテンツは「学びエイド」と「eduplus」を主に使用、保護者対応には「comiru」を使っている。

塾生に伝えていることは、「常に自分の事を考える」、「自分のために努力する」、「自己承認」と自己肯定感を持つ」、「常に俯瞰で物事を判断する」、「数字を用いて客観的に考える」「人である以上、常に成長する」、「明るい未来を共創する」

常に自分の事を考え自分のために努力するためには「納得した受験生活を送る」、「第1志望にはこだわりを持つ」、「自らのステージで楽しんでやる」ということを伝えている

また、自己承認と自己肯定感を持つためには、「自己肯定感は自己否定から始まる」「多様性というのは自分の強み、主体性というのは無限の可能性である」という事を社会で起きている様々な話題を使いながら伝えている。

また、常に俯瞰で物事を判断するために、様々なトピックを用意して生徒に議論をさせ、子どもたち自らがそれぞれの答えを導き出すように仕向けている。仕向けるというよりも、子どもたちが自然と答えを出していく。

数字を用いて客観的に考えるようにするために、例えば大学受験に関する具体的な数字を「大学の真の実力」という本から引っ張ってきてエクセルに打ち込んで表にしている。また、高校入試に関してもテスト会社の資料から入試動向の変化を見やすくまとめたりしている。

あがりテストの実施によって人として常に成長するという事を実感してもらう。

あがりテストは、「基礎学力の完成」、「満点にこだわる」、「当たり前のレベルを上げる」、「解答スピードの養成」、「受験に向けて努力する土台をつくる」という事を目的に、月曜~金曜まで毎日21時から実施、満点獲得であがり(帰宅できる)、やるものは英文法、数学、単語テスト・ランダム20含む(ランダム20とは不規則動詞の変化表)定期テスト期間は実施しない。保護者の方に、うちの塾に一年間通って何が変わりましたかと聞くと、「あがりテストのおかげで努力する土台ができた」と皆さんが言う。だから、これはこだわって毎年継続して行っている。

大学受験指導の取り組み・考えとしては「中学2年生からの大学受験を意識させる」、「定期的なガイダンスを行う」、「路線図を使った大学選定の提案」、「一般受験か年内入試かその違いと対策の違い考え方の違いを説明する」、「世間の情報と現実の差を明示する」、「自己責任の中の決断と覚悟をさせる」ということをしている。また講師の先生に自分の経験や自分の学校のことを話してもらいあこがれてもらうという事も大学受験指導では大事にしている。

秀英ゼミナールSS教室 宮澤 歩