今年の夏、娘の自由研究に付き合ってジオパークを訪れました。皆さんはジオパークをご存じですか?私は名前を聞いたことがある程度でしたが、調べていくうちにその魅力に引き込まれ、すっかり夢中になってしまいました。
ジオパークは、地球の成り立ちや地域の文化を学べる場所で、日本には47カ所のジオパークがあり、そのうち10カ所がユネスコ世界ジオパークに登録されています。私たちは、この夏、銚子と伊豆半島のジオパークに行きました。
まず銚子では、数百万年にわたる地層が露出しており、特に犬吠埼灯台付近では白亜紀の地層を見ることができます。また、屛風ヶ浦では「東洋のドーバー」とも呼ばれる壮大な断崖が続き、その景観は圧巻です。銚子は新鮮な魚介類が楽しめる他、しょうゆの生産地としても有名です。
次に訪れたのは伊豆半島です。伊豆半島は「移動する半島」として知られ、フィリピン海プレートの上に乗って現在も移動を続けています。伊豆半島には多くの火山活動による地形が広がっており、特に大室山は円錐形の美しい火山で、リフトで山頂まで登り、その地形を眺めることができます。城ケ崎海岸や爪木崎の俵磯、竜宮窟といった見どころも多く、特に竜宮窟は天窓から差し込む光が幻想的な雰囲気を作り出していました。西伊豆では堂ヶ島の天窓洞や、三四郎島のトンボロ現象が楽しめます。また、夕日に照らされて黄金色に輝く黄金崎も魅力的なスポットですが、私たちが訪れた時は曇り空でその絶景を見られず、残念でした。
伊豆半島には120以上のジオスポットがあり、それぞれに独自の魅力があります。訪れるたびに、次はどんな景色が見られるのかとワクワクし、次々に新しいスポットに足を運びたくなります。また伊豆半島は温泉も豊富で、ジオパーク巡りと合わせて楽しむことができました。