文:私塾ネット広報部長 宮澤 歩
長原 糸惠 / のびのび学習教室(東京都練馬区)代表
●新聞折込やめました
新聞折込をやめました、ポスティングもやめました。グーグルマップの口コミだけで生徒が集まっています。口コミも社会人になったOBが書いていて、それがいちばん効果があるみたい。
新聞をとっているのは老人だけなので、確率が悪い。グーグルマップはどの層が検索してるとか分析してくれる。またデータを送ると全部やってくれるから、そこに時間をとられることがなくなった。
●口コミを書いてもらう
やっぱりしょっちゅう塾に送り迎えで現れるパパやママと雑談をして、そこでお願いをして口コミを書いてもらう。
●小さい子にはわがままを言わせない
小さい子にはわがままを言わせない。例えば、塾に来てすぐにお水を飲んでもいいんです。でも10分くらいでまた水を飲みたがるのは飽きているからなので、30分以上たたないとお水はダメとか、トイレも、28秒で出てこないといけない。キッチンタイマーでセットしてピーピーなると慌てて出てくる。
●土曜日の講座でアルクメソッドをやっている
アルクの子は思考力、「成長する思考力」というテキストと「読解基礎トレーニングシート」というテキストを使っている。あとは論理エンジンのスパイラルシリーズで文法のところをやっている。とにかく今の子はSVOができない。英語にもつながるので、小学校のうちからやらないとダメ。
●知育玩具を活用
幼児の子は、マグネットの棒と玉の組み合わせの立体模型を使う。お手本を作って見せて、その通りに作らせる。また、立体の切断と展開図がわかっていないから、それをイメージできる知育玩具を使う。複雑な形をお手本でつくると、高学年ほど同じように作れなかったりする。ドラえもんすごろく(日本地理、世界地理)日本一周をすると県の位置や名前、各地の特産物を自然におぼえる。みんなよろこんでやっている。※他にいくつかの学習につながるボードゲームの紹介も参加者からあった。
●英語は小学生も中学生も同じ教材を使っている。
とにかくSV、SVを徹底しています。また、小学生はオンライン英語を受講する子がここのところ増えている。中学生で英語3の子が、英検3級と準2級の両方受かっちゃった。※コストパフォーマンスがとても良いオンライン英会話システムの紹介が参加者からもあった。※他にも数学の話や理科実験の教具などの事も情報交換がされた。
●ちっちゃいゲームは必要
ちっちゃいゲームは必要ですね。そこが大手にはできないことだから。(ゲームは)土曜講座の中でやるんだけど平日の振替で来た子(土曜講座は受講していない子)も一緒にやったりする。そうすると、「土曜講座楽しそう」ってなって土曜講座をとる子が増えたりする。
●講座の内容はバラバラ
その子によって(やる事が)違うから、算数やっている子もいれば国語をやっている子もいる。あらかじめ国語の子の席とか算数の子の席、算数の計算が苦手な子の席など決めておく。
●全体管理・指導は
夕方に大学生が来る。大学生にはまかないで夕食を出すのだが、大学生が夕食を食べているのを見て将来講師になりたいという生徒がいたりする。主婦の先生には夕方早い時間に来てもらっている。小学校のPTAをやっているパパに相談すると、しっかりとした良い講師を探してくれる。
●NOCC教育検査を利用している
面談の時に一覧で、数値で出してくれる。お父さんなどは数値で出てくるデータが好きだし、信用してくれる。意外と自分の子どもの事はわかっていない方が多いので親と子ども両方に受けてもらって、数値データを見せる。思い込みでなく自分の子どものいいところを分かってもらえる
●入塾の時はFの鉛筆3本と4色ボールペンをプレゼント
勉強は鉛筆を使う。Fの芯で濃くしっかり書ける筆圧を覚えさせる。4色ボールペンは○付けの時に1回目、2回目で色を変えて〇をつけるので、どのくらいわかっているか、できるのか客観的に見える。生徒の誕生日には今年は筆箱をプレゼントしている。塾で使う筆箱にしてねと言っている。
まだまだ、情報交換は続きました。長原先生から貴重な情報、教室の秘訣などをたくさん教えていただきました。ありがとうございました。