エリア東北 佐々木 康(やまばと学習館・青森県)
令和6年春。エリア会員間でも、塾の新学期スタートに加えて、新しい環境での指導が始まりました。
『ふくし英数教室』の福士明美先生は、昨年から勤務校が変わりましたが、非常勤講師として引き続き公立中学校にて、午前中に英語の指導を行っています。
また私、佐々木も非常勤講師として、午前中に公立の小学校で指導を行っております。福士先生も私も、教育委員会から直接ご連絡を頂いて勤務をする機会を頂きました。
私の指導教科は小学5・6年生の社会と、小学2・3年生の図画工作です。教員免許を所持しているのですが、大学では美術専攻(プラス・小学校教諭免許)でした。週5日、非常勤講師のリミットである15.5時間いっぱいの指導です。これまで学級担任のTTとしてお手伝いをしたことはあったものの、小学校の教壇に立って指導するのは初めての経験です。
小学5・6年生の社会の指導では、自塾でも活用している『教科書や資料類の、プロジェクターによる黒板への投影』と、『chromebookをモニターと同期し、映像および調べ学習スライドを映す』ことで進めています。4月は主に子どもたちのPCの操作やスライド作成のレクチャーを、5月に入ってからは、通常の学習指導に加えて、班ごと、あるいは個人で調べ学習を行っています。夏休み前には、いくつかの単元の中からプレゼンをしてもらい、表現力を育成する学習にしたいと考えています。
また、こちらは指導が初めてとなる、小学2・3年生の図画工作です。とにかく準備が大切と痛感しました。週末は、事前に「お手本」と称して作品をつくり、授業時は道具の扱い方に注意しながらの指導です。まだ使い方の慣れていない水彩絵の具については、後始末も考えると、45分の授業はあっという間です。子どもたちが「楽しい!またやりたい!」といった感想を言ってくれるのが本当にうれしい限りです。
勤務から1か月半が経ちましたが、現場で感じるのは、毎日が本当に忙しく、現場の先生方の苦労がよくわかりました。教科の指導以外にも、ご家庭との連絡(連絡帳でのやり取り)や行事の計画、生徒指導など、やらなければならない事が山ほどあります。特に今の時期は、運動会の準備です。小学生の低学年などは、体力的な問題もあり、練習のあとの授業はなかなか進められません。それでも、子どもたちの良い所を見つけ、励まし、学級を引っ張る先生の姿は素晴らしく、見習うべき姿と思います。
教室での授業のほかにも、7月には青森市の世界遺産「三内丸山遺跡」での校外学習があります。何度も訪れた遺跡ではありますが、この機会に生徒と共に学んで、また子供たちが、学んだことをしっかりとまとめて発表できるよう、指導をしたいと思います。