エリア四国 小野 昭(81号)

エリア四国 小野 昭(小野塾・香川県)

私塾ネット会員の皆様にはいつも大変お世話になっております。

本紙広報第81号が皆様のお手元に届くころには、コロナも第5類に分類されているのでしょう。四国の活動も本年度は、5月21日オークラホテル丸亀での総会、さらには10月29日秋の研修会を予定しています。秋の研修会では、愛媛県の神野進学教室・神野先生ご夫妻にご協力をいただきまして、塾のことを真剣にかつ明るく前向きに考える会にしたいと思っています。今年こそは是非、全国の皆様のお顔が直接拝見できる実りある研修会にしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

さて、今春の香川県高校入試の状況をご報告いたします。香川県の公立高校一般入試は、3月7日学科試験、翌日に面接試験が行われました。入学定員は5954名で昨年の5961名と比べて7名の減少です。高松東、高松南などで定員の増加があり、観音寺、三本松などで定員が減少しました。競争倍率は進学校である高松高校が1.13倍、丸亀高校が1.08倍となりました。高松は倍率が低下しましたが、丸亀はわずかに倍率が上昇しました。香川県下の最高倍率は善通寺第一高校デザイン科の2.26倍でした。今年から高松西高校と坂出高校でも推薦入試が実施されることになりました。

問題傾向としましては、数学が6頁、英語が7頁の問題量に対して、理科・社会はともに14頁ずつであり、長い問題文や多くの資料やグラフを読み解く必要があるという形式に変わりはありません。数学では箱ひげ図に関する問題が出題され、規則性や連立方程式に関する問題はやや長く複雑な説明の読み取りを要する出題がありました。社会では記述問題が公民分野で4題、社会全体でも10題と多く出題されました。制度や用語の正しい理解や、資料の背景事情を読み取ることが要求されるようになっています。国語の作文ではクラスメイトの意見に続いて発表する意見を書かせる問題、英語の英作文では複数の選択肢から自分の意見を選んで理由を答える問題で、いずれも3年連続同様の形式でした。

3年前より実施されているインフルエンザ等での欠席者に対する追検査は3月11日・12日に実施され、新型コロナウイルスによる欠席者に対する追検査は3月19日に実施されることになりました。

皆様の今年度のますますのご活躍を期待いたしまして、エリア報告とさせていただきます。