エリア中国 西本雅明(81号)

エリア中国 西本雅明(パワーゼミ西本)

「新型コロナを気にしなくて良い」という状況になったとたんに、物価高やチャットGPTの波が押し寄せてきました。物価高については昨年夏ごろから「パワーゼミは来春、絶対月謝を上げる。」と周りに言い続け、「値上げ仲間」を増やして、今春10%程度の値上げをしました。「値上げ仲間」は意外にもいませんでしたが、募集に影響はありませんでしたのでホッとしています。調子に乗って来年度もこっそり値上げしたいと思います。

4月23日の「全国塾長職員研修大会」に参加しました。そこで冒頭行われたAJC森理事長のご挨拶文はチャットGPTに台本を書かせたと、最後にネタを明かしてくれました。最初は知りませんでしたから、あれっなんだか体調が悪いのかなと思いましたが、わざと棒読みに近い形でお読みになったようです。しかし挨拶文は立派な内容でした。早速エリア中国では5月の定例会でチャットGPTの研修会をすることにしました。講師は広島工業大学の情報工学科の教授と助教です。「チャットGPTについて」「AIとデータサイエンスに関する教育について」です。チャットGPTは急速に進化し、瞬く間にいろいろな場面で使われることになりそうです。たまたま来た中国新聞社の記者に「チャットGPTを使っとるじゃろ」と、聞いてみたら、「使ってます」ときっぱり白状しました。今はまだ参考にする程度でしょうが、将来は学歴の高い記者は要らないし、塾でも個別指導のアルバイトが不要になるかもしれません(僕のような塾長は一番に不要になるに違いない)。

福山では4月の第1日曜日は恒例の「志望校判定模試(新中3)」を近隣の私学をお借りして行います。今年は仕事をするのが馬鹿らしくなるほどの、うららかな春光の中実施しました。

受験生としての自覚を持たせることが目的ですが、今年は残念ながら全員が「お花見」気分でした。