エリア東北 佐々木 康(やまばと学習館・青森県)
今回は、私や前代表の安藤先生、渡部先生や扇野先生などなど、エリア東北の青森勢が正会員として加盟している「青森県学習塾協議会」についてご紹介いたします。
青森県学習塾協議会(以下:協議会)は平成5年に県内学習塾の任意団体として設立されました。編集部・研究部・広報部および事務局を設け、入試分析や研修会の開催などを積極的に行っております。先日は協議会の公式Twitterも開設されました。県内の入試情報をはじめ、教育に関する情報を掲載しています。
私は副会長兼広報部長を務めておりまして、毎年開催される協議会の「研修会」の準備の真っ最中です。
コロナ渦のためオンラインでの研修会としており、昨年は東京書籍英語編集部長の榮様、東京都ラボ寺子屋塾長の小泉先生をお招きし、講演をしていただきました。今年度は再び東京書籍編集部様(今年は数学編集部の方)と、八戸の私立高校の先生をお招きし、お話をしていただきながら勉強をしたいと思います。
会員同士、なかなか会ってお話をする機会も減っている中ではありますが、オンラインツールの便利さを活用し、こういった講演を開催できるものと思います。近日中に当会ホームページやTwitterにてパンフレットが掲載されますので、ぜひご覧になってください。
私事ではありますが、この秋は忙しくなりそうです。地域の小学校の校長先生から、フリースクール(不登校や保健室登校のお子さんの“居場所“)を開設するにあたり、そのお手伝いをすることになりました。
文部科学省が公表している 2021 年度『問題行動等調査』をもとに、令和 2 年度の都道府県別の不登校生徒数(児童数)とその割合を見ると、小学校 63,350人、中学校 132,777 人と、驚くべき数です。原因の一つとして、コロナ渦において緊急事態宣言発令による休校、そして臨時休校が解け、学校が再開しても、なんとなく学校に来たくないという「不登校予備群」の子たちが、学校に行かない生活に慣れてしまいました。その結果、学校が再開後もそのまま登校しないケースが増えたそうなのです。
私たち学習塾が、地域の学校のお手伝いに携われるのはなかなか無い機会と思います。ボランティアとして、子どもたちと一緒に時間を過ごし、お話の相手になったり、時には勉強を一緒に頑張ったりしながら、安心して過ごせる空間づくりのお力になれたらと思っています。