お祝い・祝辞|森 貞孝(AJC 全国学習塾協同組合 理事長)

森 貞孝
AJC 全国学習塾協同組合 理事長

二十周年に心からご祝辞を申し上げます。

二十年前に全日本私塾教育ネットワークは学習塾業界にその歴史を刻んだ伝統ある三団体が結集して、再スタートした団体として、大きな注目を集めました。島本正先生、高木幾次郎先生、長澤兵庫先生、浅沼敏夫先生、恩田三喜雄先生などたくさんの塾の先達が学習塾の発展に尽くされた功績には頭が下がる思いがあります。そしてそれらの先生方が集った塾団体が大きくまとまって全日本私塾教育ネットワークが設立され、さらに大きな期待を持ちました。

しかし現在、教育界には大きな逆風が吹き荒れています。ここ数年の出生数は100万人割れ以降大きく落ち込んでいます。学校の統廃合、学習塾の閉塾、大学の定員割れなど教育界の厳しいニュースが聞かれない時はありません。

さらに昨年から新型コロナウイルス感染症が世界的なパンデミックを起こし、学習塾も学校の一斉休校・緊急事態宣言などの影響下で、自粛を要請されたり、オンライン指導をせざるをえなかったりするなど大きな変革を迫られました。

日本は教育立国を標榜してきました。足利学校、適塾、松下村塾などや小林虎三郎の米百俵の故事を待つまでもなく町の寺子屋に至るまで、官も民も教育に打ち込み、社会を良くするために身命を賭した多くの先人の努力がありました。

これからの日本は、話せる英語教育や、パソコンやタブレットを小中学生全員に配布するなどコロナ後の減少した子ども達をどのようにしてグローバルな人材に育て上げ日本の国力を活性化させるかを考えていかなければなりません。

国も民間もそのために互いに協力し合って30年後、50年後の世界のリーダーシップをとれる人材を生み出す努力をしていくべきです。

全日本私塾教育ネットワークの皆様方の努力を期待して祝辞とします。